エントリーシートの書き方

エントリーシート(ES)攻略の極意!評価ポイントやタイプ別攻略法を解説

3月に向け、もうエントリーシートの内容を練り始めている人も多いのではないでしょうか?
今回は、エントリーシートの前提基礎知識として、

・エントリーシートはどうして書かなければならないのか
・どのようなエントリーシートが評価されるのか?
・タイプごとに異なる!書き方ポイント

といった内容を軸に解説していきます。

エントリーシートで何を見ているか、何故エントリーシートを課すのか

・エントリーシートで見ているのは量だけの企業と、量と質の企業とある。
・エントリーシートは足切りの場合と、慎重に判断している場合の2パターンあると考えられる。

エントリーシートで見ているのはコミュニケーション能力です。「文章を書く能力」と言い換えていいでしょう。
エントリーシートではテーマを与えられ、それに対して文章を作成していきます。「学生時代に頑張ったこと」であったり「弊社についてどう思っているか」であったりします。
この文章を書かせることで企業側として「やる気のない学生=字数を埋められない学生」の足切りを行い、採用活動を効率化することが出来るのです。

最低限書かれている文章を殆ど読むことのない企業も実在するでしょう。

内容をしっかり読む企業は「その文章で合否を判断する」場合と「面接のネタにする」企業とに分かれます(併用の場合もあります)。
志望企業がどちらのタイプであるかは事前に判明することは少ないですが、これがわかると対策が立てやすいです。

エントリーシートを実際に書く際に注意すべき点は、エントリーシートの利用タイプにより多少異なります。
どちらのタイプにせよ、WHAT(何を伝えるか)よりもHOW(どう伝えるか)に注力しましょう。

そもそも良いエントリーシートとは?

「良いエントリーシートとは何か」について考えてみましょう。いろいろ思い浮かべてみてください。
(できれば1枚紙を用意して、良い文章の要素を思いつく限り書いてみてください。制限時間は5分です)

さて。思い浮かべましたでしょうか?
おそらく、今思い浮かべた内容のほとんどは正解です。

・言いたいことが簡潔に書かれている
・文章が具体的でわかりやすい
・誤字脱字がない
・読んでいて引き付けられるような構成である

などでしょうか?

実は、みなさんは結構「良い文章」についてはわかっていると思います。まずは、今ご自身で思い浮かべた「良い文章」の要素を意識して、そのレベルを高めるだけでも質の高いエントリーシートになるのです。

多くの学生さんは「エントリーシートはこう書くべき」などのような先入観をお持ちだと思いますが、根本は「文章を書くこと」です。エントリーシートっぽく、就活っぽく書く必要は全くありません。
まずは基本に忠実に文章を書くところから始めることがとても重要なポイントであるということをはじめにお伝えしておきます。

念のため根拠を付け加えておきます。
企業の採用担当者は、多いところでせいぜい10名程度。一般的には、人気企業の採用担当者でも5名程度です。
10,000通を超えるエントリーシートを見る場合、1人2,000通も読む必要があるのですが、そんな効率の悪いことはあまりしません
そこで、現場の社員を投入したり、時には役員クラスも目を通したりします。

つまり、誰が見るかわからないのが怖いところです。採用担当者は学生のエントリーシートを見ることに慣れていますが、そうでない社員も見る可能性が大いにあるのです。
そうなったとき、一般的に文章能力が高い学生が有利になります。読みやすい、読んでいて面白い文章を書ける学生が良い評価を受ける可能性が高いのです。
ぜひ、「良い文章」を書くことが大切であることを覚えておいてください。

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タイプ別の攻略法

ではここからは、内容をしっかり読む企業のうち、エントリーシートをどう活用するかのタイプごとに、アプローチ方法を考えていきましょう。
ただ、どちらかわからない場合は、エントリーシートで合否を判断されると思って取り組んだ方がリスクは低いでしょう。

タイプ別攻略法の最大の難関は、この「志望企業がどっちのタイプだかわからない……」というところです。
これは就職サイトでよーく情報を集めたり地道なOB訪問で聞き出す、という対応策になってきます。
調べればある程度分かることなので、志望度の高い企業に関してはできるだけ早めにタイプをおさえておきましょう。

エントリーシートで合否を判断される場合

文章自体で合否を判断するタイプの場合、具体的でストーリー性のあるエピソードでアピールするのが王道。
「文章をしっかり読んでもらう」必要があります。
採用担当者の気持ちになってみてください。ある時期に集中してもの凄い量の文章を読まなければならないのです。つまらない文章なら斜め読みでお終いにしたいのが本音でしょう。

読んでもらうには「ストーリー性」が重要になります。
そして限られた文字数のなかでストーリー性を確保するには少数の具体的なエピソードを語る、という手段が王道です。

エントリーシートの面接のネタにする場合

逆に面接のネタでしかない場合、面接で聞いて欲しいことを浅く広く書くことが望ましいです。
具体的な内容とはいえ、1つのエピソードしか記述がなければ、他に聞いて欲しいことがあっても聞いてもらえる確率が下がります
よってある程度箇条書きに近いような記述が適しているということになるでしょう。
しかし実績の箇条書きは読む上での面白みがなく、エントリーシート自体で合否を判定される場合、不利になりやすいのです。

WHATよりもHOWに注力を

何を伝えるか、という点で大差はつかないということを認識して欲しいと思います。
しかし、筆者もエントリーシートを100回以上読んできましたが、やはり「採用したい」と思う文章と思わない文章は存在します。
その差は殆どの場合「HOW」に起因します。つまり文章の上手さです。

言い方は悪いですが、アピールするポイントは大体

「積極的です」
「責任感があります」
「創造性があります」
「場の雰囲気を良くすることができます」

などという言葉に落ち着いていきます。
そして、ゼミやバイト、サークルや部活などでのエピソードがそのアピールを支えるという構図も殆ど変わりません。多くの人にとってここは変えようがないのです。

だからといって「自分には人と比べてアピールするようなところがない」と悩む必要はありません。
多くの先輩だって「人と比べて特別凄いとは思わない」と謙虚に自分を捉え、しかし社会に出て活躍しているのです。

ありのままの自分を伝えること。
ただし、“上手く伝える”ことに努力を払うこと。

WHATは過去の実績ですから、就職活動を始めてから簡単に変えられるものではありません。
しかしHOWは違います。たった今から文章を書く練習をすれば改善できるものです。だからこそより一層HOWに注力する意味があるのです。

関連記事にて、具体的な文章を書く上でのポイントを解説しています。
WHATに関しては「今更どうこうできるものでもない」という意味で諦めることも実は肝心。そして、あなたにも必ず長所があり、素晴らしいところがあるので、恥ずかしがらずにアピールしていきましょう!

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