嘘はついていないのに、落とされてしまったのですが、原因は何なんでしょうか?
こんな経験がある就活生はいませんか?
性格検査ではその企業の方針や雰囲気に合っているのかをみてくれています。
なので、表題のように落とされてしまって悔しい想いもあると思いますが、「就職する前に自分と合っていないことに気づけて良かった」と捉えるようにするのも大切な観点です。
適性検査の概要
適性検査という言葉をここで定義づけておきましょう。
適性検査(てきせいけんさ)とは、職業・学科などにおける特定の活動にどれほど適した素質をもっているかを判定するための検査。
具体的には知能検査、学力検査、性格検査、運動能力検査等の要素を組み合わせることによって就学、就業など特定目的に対する適性能力を調べる検査である。
引用先:wikipedia – 適性検査
適性検査は、ほとんどの企業が入社するための試験に取り入れています。
そして、だいたいの適正検査が「知能・学力検査」と「性格検査」の2つがセットになっています。
知能・学力検査
一般的な問題を出題し知力を問う項目です。SPIなどの対策サイトや本で対策する人も多い部分です。
約30〜50問。言語(国語)、計数(数学)、一般常識(社会・理科・時事経済・英語)
引用先:wikipedia – 適性検査
性格検査
約100問〜150問。
あなたはどのような人ですか?というように「性格」「習性」が問われる検査です。
問題数が多いため、システム上で時間制限がある場合は、サクサクと答えていく必要があり、慣れるまでは注意が必要です。
適性検査を企業側が実施している目的
大企業になればなるほど、たくさんの学生から応募が来ます。かたや、企業にいる人事は数十人もいないのが実情です。
なので学生全員をよーく見ることはとっても難しいです。
だからこそ、効率的に学生の素質を判断するためにこの「適性検査」を実施しています。
では、適性検査によって学生の何を見たいと企業は思っているでしょうか?
下記のものは最低限、企業が見ているものです。
知力・学力検査を通して見ているポイント
・受検する会社の仕事をこなせる可能性があるか
・どんな仕事が得意か
・頭の回転が速いか遅いか
・一般常識が備わっているか
・ちゃんと勉強してきたか
・どの問題にどれくらいの時間をかけたか
etc…
性格検査を通して見ているポイント
・人と円滑にコミュニケーションを取れるか
・会社の雰囲気に合うかどうか
・感情は安定しているか
・向上心があるか
・嘘をつかないか
・信頼できる人間か
・成長するか
・ストレス耐性があるか
・仕事をこなせる可能性があるか
・給料よりも高い貢献をしたいと考える向上心があるか
・どんな仕事が得意か
・仕事への責任感があるか
・やる気はあるか
・人を育てられるか
etc…
性格検査の注意点
実は、性格検査には「ライスケール」という系統の質問があります。
このライスケールは、その人が「良く見られようとしていないか、嘘をついていないか」などを測る質問です。
こういった質問に引っかかってしまうと嘘をついていると判断されるので、注意が必要です。
典型的なライスケールとしては ・・・
□ これまで一度も嘘をついたことがない
□ 私は他人の意見や考え方に反対の意見を持ったことがない
□ 生まれてこの方一度もイライラしたことがない
など、「一度もない」などの強い否定で断定している質問は典型的なライスケールですので「いいえ」で答える方が無難でしょう。
このライスケールという質問が、適正検査の中でも最もやっかいな質問になります。
これを見抜き、一貫性のある回答が出来るよう心掛けていきましょう。